2012年7月21日土曜日

原点

当時聞いていたテープ
私が洋楽を好きになったきっかけは、やはりビートルズ♪
学生時代、友達にダビングしてもらったテープをよく聞いていました。

その頃は歌詞カードも持っていなかったので、ただ曲の感じがいいとか、なんとなく聞こえてくる単語から曲の内容を想像したり…
とにかく、あまり深くは考えていなかったように思います。
音楽のことも、人生のことも。

それから時は過ぎ…
今、あらためて歌詞とともに聞いてみると、こんなに深い言葉だったんだ…とハッとすることがあります。

  When I find myself in times of trouble
    悩み苦しんでいるとき
  Mother Mary comes to me  
    母なるマリアがぼくを訪れ
  Speaking words of wisdom  
    知恵ある言葉をかけてくれる
  Let it be …  
    なすがままに …
(「1」 Let It Be 奥田祐士訳)

人生、努力は大事。
でも、どんなに頑張っても、頭で考えてみても、うにもならないこともたくさんあります。
病気、災害、境遇、人間関係・・・

もうにっちもさっちもいかない! 
そんな時には大いなる自然の流れに身をまかせ、力を抜いてみることも必要なのかもしれません。

私たちを取り囲む大宇宙、そしてその中にある我々生命体という小宇宙。
これらのなすがままに・・・

そういうわけで、ビートルズの曲は私の洋楽の原点であると同時に、生き方の原点でもあるような気がします。

ちなみに、"Mother Mary"とは、ポール・マッカートニーが14才の時に亡くなった母メアリーのことだそう。
(「聖母マリア」との掛詞だという説もあり)

ビートルズ解散の危機でポールが絶望の淵にいた時夢枕に母メアリーが現れてこう囁いたそうです。

 "It will be all right, just let it be."
 「あるがままを あるがままに 受け入れるのです」


これにインスピレーションを受けて"Let It Be"は作られたといわれています。
そう考えると、この曲は母の愛にあふれた天上から私たちへのメッセージなのですね♡

☆「レット・イット・ビーLet It Be/The Beatles」 
~ YouTube ~
http://www.youtube.com/watch?v=WcBnJw-H2wQ

幼い頃、両親に捨てられ伯母に育てられたジョン・レノン。
近所の孤児院で孤独な時間を過ごすことが多かったそう。
 ~ NHK  「SONGS」 2011.11.2 より ~

2 件のコメント:

  1. なんさん
    こんにちは。
    "Let it be"、いい曲ですよね。音楽も歌詞も。

    1986年の2月から3月にかけて、"NHKドラマ人間模様"で「妹」というタイトルのドラマをやっていました。
    兄(柳葉敏郎)は大学アメフト部で活躍していて家族の期待を一身に担っていたが、ある日試合で転倒して半身不随になってしまい、車椅子の生活を余儀なくされる。彼には親しく付き合っていた彼女(二谷友里恵)がいたが、、、一方、妹(藤谷美和子)は家族の中ではお荷物的存在だったが、彼女は兄の怪我に際して、、、

    このドラマのテーマ曲がLet it beでした。私は当時高校二年生でして、そのときにはもうこの曲はすでに知っていたんですが、正直歌詞の意味がまったくわかっていなかった。でも、このドラマのおかげでこの曲の意味がなんとなーくですが、わかったような気がしました。

    そんなわけで、Let it beはとても印象に残っています。いいものって、時間を越えて人の心に残るものなんですね。。。

    ふかより。

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    1. ふかさん、こんにちは!
      NHKドラマの「妹」、とっても良さそうですね☆
      ふかさんのストーリー説明がとても上手でどんな展開になるのか見てみたくなりましたo(^-^)o
      頭で暗記するものはすぐに忘れてしまうけれど、心で見て感動したものは長く記憶にとどめておける・・・世の中のいいものをたくさん残していきたいです♪

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