クリスマスまであと一ヶ月ですね★
女優オードリー・ヘップバーン(1929-93)にとって人生最後のクリスマスイブ、二人の息子さんたちにあるお気に入りの詩の一部を朗読してあげたそうです。
それがサム・レヴェンソン(教師・作家・俳優)の「ときの試練によって磨かれる美」という詩。
オードリーの長男ショーンさんの本の中に綴られています。
(写真: NHK Eテレ 「グレーテルのかまど」 2013.5.10) |
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「ときの試練によって磨かれる美」
サム・レヴェンソン
魅力的な唇になるために、やさしい言葉を話しなさい。
愛らしい目を持つために、人のよいところを探しなさい。
おなかをすかせた人に食べ物を分けてあげれば、身体はほっそりするよ。
1日1回子どもが指で梳いてくれれば、髪はつややかになる。
決してひとりでは歩いていないことを知っていれば、弾んだ足取りで歩けるはず。
おまえの未来のために伝統を残しておこう。
愛情をこめた人のやさしい慈しみは、けっして失われることがない。
物は壊れたらおしまいだけど、人は転んでも立ち上がり、失敗してもやり直し、生まれ変わり、前を向いて何回でも何回でも何回でもあらたに始めることができる。
どんな人も拒絶してはいけないよ。
助けがほしいとき、必ず誰かが手を差し伸べてくれることを覚えておきなさい。
大きくなればきっと自分にもふたつの手があることを発見するだろう。
ひとつの手は自分を支えるため。 もうひとつの手は誰かを助けるため。
おまえの「すばらしき日々」はこれから始まる。
どうかたくさんのすばらしき日々を味わえるように。
『AUDREY HEPBURN―母、オードリーのこと 』 p.218-9
(ショーン ヘップバーン・フェラー、竹書房、2004)
~TBS 「世界ふしぎ発見! 没後20年 オードリー・ヘップバーン 二つの手」(2013.10.12)より~
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