篠田桃紅(しのだとうこう)さんの『103歳になってわかったこと』より。Part 3です♪
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1+1が10になる生き方
人は、用だけを済ませて生きていると、真実を見落としてしまいます。…
無駄にこそ、次のなにかが兆しています。
用を足しているときは、目的を遂行することに気をとらわれていますから、兆しには気がつかないものです。
無駄はとても大事です。無駄が多くならなければ、だめです。
お金にしても、要るものだけを買っているのでは、お金は生きてきません。
安いから買っておこうというのとも違います。
無駄遣いというのは、値段が高い安いということではなく、なんとなく買ってしまう行為です。
なんでこんなものを買ってしまったのだろうと、ふと、あとで思ってしまうことです。 …
しかし、無駄はあとで生きてくることがあります。…
時間でもお金でも、用だけをきっちり済ませる人生は、1+1=2の人生です。
無駄のある人生は、1+1を10にも20にもすることができます。
私の日々も、無駄の中にうずもれているようなものです。
毎日、毎日、紙を無駄にして描いています。時間も無駄にしています。
しかし、それは無駄だったのではないかもしれません。
最初から完成形の絵なんて描けませんから、どの時間が無駄で、どの時間が無駄ではなかったのか、分けることはできません。
なにも意識せず無為にしていた時間が、生きているのかもしれません。 …
無駄はよくなる必然だと思っています。
~篠田桃紅『103歳になってわかったこと』 ~
写真上:ホテルのロビーに飾られている篠田さんの作品「人よ」 写真下:「人よ」制作中の篠田さん(当時92歳) 2016.1.9「SWITCHインタビュー達人達 日野原重明×篠田桃紅」より |
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今までやってきたことに意味はあるのか?…と考えてしまう人。
今、自分がやっていることは無駄なのでは?…と感じている人。
などなど・・・・・・
篠田さんからすべての人へのメッセージ♡
やっぱり無駄なことなんて1つもない!!!
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