美術家、篠田桃紅(しのだとうこう)さんの本、『103歳になってわかったこと』を読みました。
篠田さんの既成概念に捉われない、枠に収まらない生き方は、読んでいて心地よく、共感できる言葉がたくさんありました!
何回かに分けて、ご紹介したいと思います♪
* * * * *
規則正しい毎日から自分を解放する
私は、これまでスケジュールもなく生きてきました。
一切、スケジュールを立てません。
予定とか目標とかいうものを、あまり好まないからです。
自然のなりゆきにまかせて、生きています。…
自分に規律というものは課さないし、外からも課せられないようにしてきました。
縛られたくないから目標も立てません。
なにか目標を決めると、それに向かってやみくもに一生懸命になってしまいます。
そうすると、ほかが見えなくなります。
私は、ほかにすごくいいものがあっても、目標のために、見逃してしまうことがいやなのです。
人生は、道ばたで休みたいと思えば、休めばいいし、わき見をしたければわき見すればいいと思っています。
今日中にあそこまで行かなければならないと決めるやりかたより、自然のなりゆきに身をまかせるほうが、無理がありません。
そのほうが私の性に合っています。
規則正しい毎日がいい、とされていますが、なにをもって正しいのでしょう。
毎朝、決まった時間に起きて、食事をするのが規則正しいのか。
私は、一般的に規則正しい、とされていることからは、はずれた毎日を送っています。
私の仕事は、絵を描くことですが、何時から何時まで描く、と決められません。
描いているうちに、夜が明けてしまうこともあります。
毎日、自分勝手な生き方をしています。
規則正しい生活が性に合う人もいるでしょう。
計画を立てないとならない事情も、ときにはあるでしょう。
しかし、あまりがんじがらめになると、なにかを見過ごしたり、見失っていても、そのことに気がつきません。
~篠田桃紅『103歳になってわかったこと』 より~
* * * * *
そもそも、時間や時計は人間が作り出したものです。
大昔、人はもっと自然や自分の感覚に頼って生きていたのではないでしょうか。
大昔、人はもっと自然や自分の感覚に頼って生きていたのではないでしょうか。
だから、私たちの中に流れている時間の感覚というのは、今でも人によって違うような気がします。
私も小さい頃は、何をするにものろい…と言われた子どもでした。
銀行で働いていた頃は、「何時までにこれ、何時までにあれ…」と時間に急きたてられ、他の同僚たちのようにサクサク仕事をこなせず、毎日のように残業していました。
それは今なお変わらず、のんびりペース…
長年ずっと、周りの時間の流れの速さが、自分とは合わないような気がしてなりませんでした。
銀行で働いていた頃は、「何時までにこれ、何時までにあれ…」と時間に急きたてられ、他の同僚たちのようにサクサク仕事をこなせず、毎日のように残業していました。
それは今なお変わらず、のんびりペース…
長年ずっと、周りの時間の流れの速さが、自分とは合わないような気がしてなりませんでした。
これを読んで、何か胸にストンと落ちた感じ。
こうでなければならない…という枠組から、また1つ解放された気がします(^_^)/
こうでなければならない…という枠組から、また1つ解放された気がします(^_^)/
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