この作品の中で、主人公の徳永は10年間活動してきた芸人を辞めることに決めます。
そして、最後の舞台を終えた時の心情がこう描かれています。
必要がないことを長い時間をかけてやり続けることは怖いだろう?私たちの人生はよく演劇に例えられます。
一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。
無駄なことを排除するということは、危険を回避するということだ。
臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。
それがわかっただけでもよかった。
この長い月日をかけた無謀な挑戦によって、僕は自分の人生を得たのだと思う。
自分が主役で、周りの家族や友人、出会う人すべてが同じ舞台上の出演者。
どんなストーリーになるかは自分次第。
だから、私たちもこの主人公の徳永と同じように感じて生きていると思うのです。
必要がないことを、しかも長い時間をかけてやり続けるのは怖い。
結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖い!
なるべくリスクは避けたい!!
仕事でも、趣味でも、家庭でも、勉強でも…
でも、この「長い月日をかけた無謀な挑戦」が誰にとっても大事なことなのかもしれません。
それをやってみた人にだけ、本当に理解できることがあるのかもしれない。
そうすることで、私たちは自分の人生を得られるのかもしれない…と思いました☆
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