2014年7月13日日曜日

「おおきな木」

このブログ名の由来でもあるアメリカの絵本、The Giving Tree
その日本語版が『おおきな木』です。(シェル・シルヴァスタイン著)

今年、東方神起のライブ(「TREE」)で「いい絵本♡」だと取り上げられたことから飛ぶように売れ、本屋さんでは売り切れ続出だったとか!?
ヽ(^o^)丿(嬉しい!!)

どんな内容なのか気になりますよね~(o^∇^)o
ということで、前に新聞に載っていたあらすじ&書評をご紹介します✎
(鈴木光司さん↓はあのホラー映画で有名な『リング』『らせん』の原作者)

*  *  *  *  *
与えることの喜び   鈴木光司(作家)
この絵本の原題は、『The Giving Tree』(与える木)である。

大きなリンゴの木と仲良くなった少年は、成長していく過程で、木にいろいろとおねだりする。
お金がないからリンゴの実がほしい、家を建てたいので材料となる枝がほしい、丸木舟で旅をしたいので太い幹がほしい。

そのたびに少年の要求を聞き入れ、すべてを差し出してしまったリンゴの木は、最後にはただの切り株になってしまう。
そして、老人になり、木のところに戻ってきたかつての少年に、もはや何も差し出すもののない木は、切り株にお座りなさいと、なおも我が身を提供しようとする。
  
人生に疲れた彼は、膝の高さほどの切り株に腰をおろして、少し安堵する。
しかし、木はそれで満足なのであった。
  
ひたすら与えることに喜びを得るというのは、愛のレベルとして、最高度のものだ。
まったく見返りを期待しないで、人に尽くせるかどうか、自分の心に問うてみれば、その難しさがわかる。親の、子に対する愛だけ、かな。
~朝日新聞 夕刊 「絵本の記憶」(2008.9.12)~

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ほんだ きんいちろう訳
(1976年 絶版)
村上 春樹訳 
(2010年)
個人的には、ほんださん訳の方が自分にしっくりくる感じがするのですが、今は絶版のため、お近くに図書館がある方は借りてみてください♪
村上さん訳ともぜひ読み比べて、自分の『おおきな木』を探してくださいね(^_^)/~

ちなみに、東方神起のアルバム「TREE」には…
四季の変化そして時間の移ろい、カタチや色は変わっても、時に寄り添い、時に支えてくれる大切な存在である「木」。
“東方神起”が太く立派な木に成長して、恵みを与えられるような存在になっていきたい。
というメッセージが込められているそうです(*^_^*)♡

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