2017年4月17日月曜日

アミから学ぶ真実☆彡

ずっと気になっていた『アミ 小さな宇宙人』を読みました!

主人公の少年、ペドゥリートがアミという宇宙人と出会い、他の星に連れて行ってもらったりしながら、大切なことに気付いていく…というお話です。

著者のエンリケ・バリオスさんはチリの作家さん。
1986年にチリで出版されたこの本はベストセラーとなり、今では11ヶ国語に翻訳されているそうです。

イラストは「ちびまるこちゃん」のさくらももこさん♡

アミの言葉にハッとさせられることが満載でした!!


*  *  *  *  *
 彼(アミ)は月の光を浴びた砂浜に身をよこたえて、海面にチラチラとうつる月の光に、うっとりと見とれていた。
 やがてその満月を見て笑って言った。 
 「なんて美しいんだろう。あの月は! 宙に浮いたままけっして落ちてこない。ペドゥリート、きみの星はとても美しいよ」 
 ぼくはいちどもそんなこと考えてみなかったけれど、たしかにそう感じた。夜空にまたたく大小の星、ひろい海、白い砂浜、そして、けっして落ちてこない月……。 
 「きみの星は美しくないの?」 
 彼は空の一点を凝視したまま、深いため息をついてこう言った。 
 「ああ、もちろん美しいよ。そして、みんなそのことを知っていて、とてもたいせつにしているんだ……」… 
 ぼくたちは自分たちの地球をたいせつにもしなければ、守ろうともしない。それどころか、へいきで壊してさえいる。
 でも彼らは自分たちの星をとてもたいせつにしている。
 *   *   *  
「起こらなかった問題やこれからもけっして起こりもしない問題を心配して、頭をなやませて生きて行くのをやめて、もっと“いま”というときを楽しむようにしなくちゃ、と言っているんだよ。 
人生は短いんだ。もし現実に、なにかの問題に直面したときはそれに全力であたって解決すればいいんだ。… 
この“いま”という瞬間を、こんな美しい夜をじゅうぶん満喫しなかったら、それこそなんとおろかなことだろう……。 
よく見てごらん! 小鳥たちがなんの心配もせずにとびまわっているのを。 
どうして、じっさい起こりもしないことに頭をなやませて、現在を犠牲にしなくてはならないんだい?」
*  *  *  *  *

ここに載せたのはアミの言葉のごくごく一部。
読み進めると、この宇宙で一番大切なものが何か…が分かります♡

この本、フィクションですが、私はノンフィクションだと思います(^^♪

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